棚上げしていた!?「就業規則問題」を解決しよう!⑧

いよいよ最高裁判決!6月1日14時半~正社員と有期社員の格差に関する2つの重要判決

今テレビでは、働き方改革関連法案に関連して、高度プロフェッショナル制度に関する問題などが大きく取り上げられていますが、正社員と有期社員の格差に関連する最高裁判例が6月1日に出るので、要注目です。

何が注目すべき点なのかを解説します。

6月1日に最高裁判決が出るのは、長澤運輸事件とハマキョウレックス事件という2つの事件です。

14時30分に、ハマキョウレックス事件の最高裁判決が、16時に長澤運輸事件の最高裁判決がそれぞれ第二小法廷から出されます。

何が注目されているかといえば、この2つの事件は両方とも「有期契約労働者と正社員(無期契約労働者)の格差の適法性」が問題となった事件で、ハマキョウレックス事件では、労働契約法違反と判断され、他方の長澤運輸事件では、違反しないと判断されたためです。

事例を簡単に説明すると、長澤運輸とは、セメント等の輸送事業を行う会社ですが、60歳の定年後の再雇用において、労働条件が変わる制度でした(正社員に付く手当等に大きな違いが出る。)

ただ、実際、正社員と再雇用社員の業務内容に違いはありませんでした。

そこで、再雇用社員が「この労働条件の格差は、労働契約法20条で定める有期契約労働者に対して不合理な格差を認めないとする規定に違反するもの」として訴えたものです。

長澤運輸事件では、1審(東京地裁平成28年5月13日判決)では不合理な格差であるとされましたが、控訴審(東京高裁平成28年11月2日判決)では逆転し、不合理ではないと判断されています。

ハマキョウレックスも、長澤運輸と同じく運輸事業を営む会社ですが、無期労働契約社員と有期労働契約社員で、無事故手当、作業手当、住宅手当などの支給条件に格差があり、この格差が労働契約法20条に違反するとして裁判になった事件です。

ハマキョウレックス事件では、1審(大津地裁彦根支部平成27年9月16日判決)では、この格差は労働契約法20条違反であると判断しました。

控訴審判決(大阪高裁平成28年7月26日判決)では、手当ごとに適法性の判断をして、無事故手当、作業手当等は不合理な格差であるとし、住宅手当、皆勤手当は不合理ではないと判断しました。

これらはそれぞれ労働条件等が異なり、再雇用の問題が関連するかどうか等全く同じ争点であるとは言えません。

ただ、正社員と有期社員で格差を設けている会社は特に注目です。

ニュースレター紹介 No.18

◇ピックアップLAW NEWS 「二次会でのトラブルは会社にも責任あり?忘年会と使用者責任」

忘年会の時期ではありませんが、暑気払い等イベントを企画されている会社も多いと思われます。

しかし、二次会でトラブルが起きてしまった時、会社が責任を負う場面があります。

会社のイベントは職場の人間関係を円滑にする要素もありますが、注意すべき点を解説します。

◇未払い残業代の消滅時効が5年に延長?

現在未払い賃金の消滅時効は2年ですが、改正民法施行に併せて、労働基準法で定める未払い賃金の消滅時効を5年に延長すべきではないかという議論がされています。

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新たなスタッフが入所しました。

遠く離れた新潟からなぜ福岡に・・・?

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◇顧問先紹介 三友株式会社様

今回は、映像業界を牽引するリーディングカンパニーである三友株式会社様をご紹介しております。

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日常コラム あなたは見破れた?国際信州学院大学事件

5月13日、Twitterで「うどん屋蛞蝓亭」というアカウントの「国際信州学院大学の教職員が直前キャンセルによって、多大な被害が出た」といった内容のツイートが拡散しました。

さまざまなツイッターアカウントがこのツイートを拡散した上、国際信州学院大学に対する批判のコメントが出されました。

これに対して、国際信州学院大学の卒業生や学生、教授と名乗るアカウントから謝罪のツイートなどもありました。

しかし・・・これらは「すべて嘘」でした。

国際信州学院大学がうどん屋を無断キャンセルしたのも嘘。

さらには、このうどん屋蛞蝓亭(なめくじてい)も存在しない。

国際信州学院大学というのも存在しませんでした。

つまり、学生、卒業生、教授も全部嘘。

大学のホームページもありますが・・これもすべてフェイク。

このような大掛かりな嘘(いわゆる「釣り」)に対して多数のアカウントが引っかかりました。

自分は騙されないと思っていませんか?

正しい情報を正しく理解することの重要性を考えさせる事件です。

たくみ法律事務所の顧問契約の6つの特徴

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